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  4. 2010年6月11日

SEO対策の新要素、URL正規化タグ「rel="canonical"」の自動生成機能をXML CMS「Web Meister 2.5」 に追加。

Web制作とCMS開発を行う株式会社サイズ(代表:糟谷 博陸)は、XML CMS「Web Meister(ウェブ マイスター)」にSEO対策の新要素であるURL正規化タグ「rel="canonical"」を正規バージョンと複製バージョンに自動生成する機能を追加いたしました。

URL正規化タグ「rel="canonical"」を設定することによって、同じページ(コンテンツ)がカテゴリごとに違うURLになっている場合や、セッションIDなどの訪問者識別用パラメータを使っている場合などに、重複するページを同一のコンテンツとして検索エンジンにインデックスさせることで、今まで重複していたページがより強いコンテンツとして認識されます。URL正規化は、複製バージョンを多用する大学や官公庁のWebサイトで高いSEO効果を発揮します。

googleやYahoo!、MSNなど検索エンジン各社も、URL正規化タグをサポートすることを発表(*1)、SEO対策としてURL正規化が重要視されるようになった事を受け、「Web Meister」にURL正規化タグ自動生成機能を追加するに至りました。

(*1) 参考URL:検索エンジン各社のURL正規化タグのサポート発表
googleyahoo!MSN

URL正規化「rel="canonical"」は大学・官公庁サイトで高いSEO効果を発揮

URL正規化は、複製バージョンを多用するWebサイトで高い効果を発揮します。例えば、カテゴリ別、ターゲット別と違うナビゲーションを持ち、それぞれに同一のコンテンツを複数置いている大学や官公庁のWebサイトが挙げられます。
特に大学サイトでは、「大学概要」「学部・大学院」「研究活動」などのカテゴリ別ナビゲーションと「受験生」「在校生」「卒業生」などのターゲット別ナビゲーションの2つを設置するのが一般的です。ユーザーへの細かな配慮が必要な官公庁のサイトでも、同一ページを複数の導線で閲覧できるようにナビゲーション設計することが望まれます。

カテゴリ別、ターゲット別の2つのナビゲーションを持つサイトのつくり方は複数存在

※前提としてカテゴリ別のコンテンツを正規バージョンとした場合。

  • ターゲット別をリンク集としてコンテンツ自体は1つ。(ナビゲーションに問題あり、正規化不要)
  • ターゲット別以下にもコンテンツを配置。コンテンツは別々につくられている。(正規化の自動化は不可能)
  • ターゲット別以下にもコンテンツを配置。コンテンツはワンソースマルチユース、兄弟関係を認識しない。(正規化の自動化は難しい)
  • ターゲット別以下にもコンテンツを配置。コンテンツはワンソースマルチユース、兄弟関係を認識。(正規化の自動化は容易)

コンテンツの配列に法則性がないのでURL正規化タグを自動生成するためには正規バージョンと複製バージョンという関連性をもつ必要性があります。兄弟関係を認識していないワンソースマルチユースの場合、ファイル名やディレクトリ名からオリジナルを類推できる可能性もありますが誤った正規化を行ってしまう可能性があります。

 「Web Meister」にはページリンク、ディレクトリリンクのように単なるコピーではなく、同一のコンテンツを別URLにワンソースマルチユースし共有化し兄弟関係を認識する機能が元々存在します。さらに、今回のURL正規化タグ「rel="canonical"」の自動生成によって、より高いSEO効果を期待することができるようになりました。今後、「Web Meister」ならではのURL正規化タグ自動生成機能は大学、官公庁のSEO対策に必須の機能になると思われます。

参考URL

home > 国立音楽大学について > 教育理念・目標
http://www.kunitachi.ac.jp/introduction/idea.html
home > 受験生・保護者の方へ > 教育理念・目標
http://www.kunitachi.ac.jp/prospective/idea.html
home > 指導者の方へ > 教育理念・目標
http://www.kunitachi.ac.jp/teacher/idea.html
home > 在学生の方へ > 教育理念・目標
http://www.kunitachi.ac.jp/student/idea.html

それぞれのURLに以下が自動生成されているをご確認いただけます。

link rel="canonical" href="http://www.kunitachi.ac.jp/introduction/idea.html"

Web Meister 2.5の特長

「Web Meister 2.5」は以下のような機能が向上しています。

  • 高速化、可用性の向上
    Oracle 11g XML DB対応、WYSIWYGエディターのキャッシュ化。これにより1万ページ以上のサイトでもパフォーマンスが低下することなく管理可能となっています。
  • 信頼性の向上
    ファイル公開管理にFTPチェック機能を追加。ネットワークやWebサーバでの問題により、FTPが失敗したHTMLを検出します。
  • XML管理の強化
    FlashのXMLデータやAjaxのXMLデータなどを管理することが可能です。
  • SEO対策自動生成機能の向上
    公開日時が記述されたsitemap.xml 自動生成機能、見出しタグにidを自動付与しセクションリンク自動生成機能、link rel=”canonical” による複製コンテンツの正規化など。

「Web Meister」はワンソース・マルチデバイス化にとって本当に必要不可欠なWeb CMSとして機能のブラッシュアップを今後も続けていきます。

背景

「Web Meister」 は、W3C(World Wide Web Consortium)のホスト機関である慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に導入するために2004年に開発されました。※1そのため、W3Cが提唱するXMLに基づくアーキテクチャーで開発を行い、ユーザインターフェースとコンテンツの分離、コンテンツの構造化を実現しています。

学校法人Webサイトには多種多様なユーザが訪問するため、Web標準に基づく高いユーザビリティ、アクセシビリティが必要となります。「Web Meister」は元々の構造からWeb標準に則しているので容易に実現可能です。
さらに、マニュアルを必要としないインターフェースの操作性により、オフィスが扱える方であれば誰でもコンテンツ更新ができるようになっています。大勢の事務員による大量のコンテンツを更新するには必須の要素であり、学校法人Webサイトには最適なCMSであると言えます。

※1:Web Designing 2011年6月号毎日コミュニケーションズ特集1<Webクリエイティブの10年−記憶に刻むべき21世紀最初のディケード−誌面を彩ったサイトで振り返る10年「あらためて振り返る、“新しさ”を作りだしたサイト」>に慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスサイトが掲載され、「CSSを実装し、スイッチでデザインを切り替えられる仕組みを採用して話題となった。CSSレイアウトの利点を目で見える形で示した日本で最初の試みだと言ってもいい。」と記載されています。

関連情報

<株式会社サイズ 会社概要>
本店所在地:東京都渋谷区神宮前6-35-3 コープオリンピア704
代表者:糟谷 博陸
設立年月日:2008年7月1日
ウェブサイト:→http://www.x-yz.co.jp/ →http://www.web-meister.jp/
資本金:1900万円(2009年10月末現在)